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米粉を計量する時の考え方について

米粉を計量する時の考え方について

「大さじ1杯は15ccで重さも15g」と思いがちですが、これは水、酒、酢などの重さに当てはまるものの、計量するものによって重量は変動します。体積(cc)を重さ(g)に置き換えるにはその物質の密度「g/cc」を用いた計算が必要です。

米粉のような粉類は粉の粒と粒の間に隙間が含まれるため、同じ体積の水に比べて重量は軽くなる、ということを覚えておきましょう。

米粉の大さじ1杯は「約9g」

米粉の大さじ1杯は「約9g」

水と米粉の重さの比率(=比重)はおおよそ「1:0.6」とされているため米粉の密度は「約0.6g/cc」。水大さじ1杯は15gですので米粉大さじ1杯の重さを求める計算式は「15g×0.6」となることから、米粉の大さじ1杯は「9g」程度となります。

米粉の小さじ1杯は「約3g」

米粉の小さじ1杯は「約3g」

小さじ1杯は5ccですので同じように「5g×0.6」という計算をすると、米粉の小さじ1杯は「約3g」。

米粉の計量カップ1杯(200cc)は「約130g」

米粉の計量カップ1杯(200cc)は「約130g」

粉類は体積が増えるとその重みで隙間が少なくなるため、小麦粉・米粉・片栗粉など、種類によっては重量が変動します。ここでは特定の用途の記載のない通常の米粉を使用していますが、米粉でも製パン用・製菓用などによって粒子の大きさが異なります。そのため隙間の大きさも変わることから、同じ体積でも数値に差が出ることがあるため注意が必要です。

※計量カップを使う場合は、粉の入れ方によってもグラム数に微妙な違いが出てしまうことがあります

米粉の重量を知って失敗を減らそう

レシピどおりに調理するには正確な計量が必須ですが、キッチンスケールを持っていない、あるいはすぐに出せない場合もあります。そんなときには計量スプーンやカップで手軽に重さを量れることを知っておくと何かと役に立ちますよ。重量の目安を知って料理の失敗を防ぎましょう。

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