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日本全国に約30店舗を展開する「BAGEL & BAGEL」。1997年の創業当時は国内にベーグル専門店が少なかったこともあり、「日本にベーグルを広め、日常食のひとつにしたい」という思いで営業してきました。そのため、こちらのベーグルは日本人向けの食感で味わいもさまざま。中でも馴染み深い風味に仕上がる米粉を使用したベーグルは、人気商品のひとつです。今回は、そんな米粉ベーグルの魅力と展望を伺いました。

◾️メニュー名

米粉を味わうベーグルサンドイッチとスープのセット 1100円
サンドイッチ単品:きんぴら牛蒡と照り焼きチキン 759円
スープ単品:12種野菜の塩糀スープ 462円
濃厚黒ごま-米粉70%配合- 258円
香る抹茶とあずき-米粉70%配合- 258円
やわらかプレーン-米粉70%配合- 225円

BAGEL & BAGEL

◾️メニュー概要

「やわらかプレーン-米粉70%配合-」を使用したサンドイッチ「きんぴら牛蒡と照り焼きチキン」は、千切りのきんぴらと甘辛の照り焼きを具材に使用。大葉と糸切り唐辛子がアクセントに。「12種野菜の塩糀スープ」とセットで販売致します。(※単品での販売もございます)「濃厚黒ごま-米粉70%配合-」は、黒ごまペーストを練り込んだ生地に、黒胡麻をトッピング。濃厚で香ばしい風味に仕上がった。「香る抹茶とあずき-米粉70%配合-」は宇治抹茶とあずきを加えた和のスイーツベーグル。自然な甘さでつい手が伸びてしまうおいしさ。

◾️米粉ポイント

小麦粉3割に対し、米粉を7割合わせて作った米粉ベーグルは、トーストするとクラスト(表皮)の香ばしさが生まれ、クラム(内層)がつきたてのお餅のような食感に。お米が持つ風味は和の食材との相性が良く仕上がる。

◾️メニュー開発ストーリー

課題を持って取り組むおいしいベーグル作り

今回お話を伺ったのは、マーケティングを行う市岡直子さんと商品開発を担当する小島由紀子さん。“ベーグルの入り口となるお店”を目指してきた「BAGEL & BAGEL(ベーグル&ベーグル)」の取り組みについて伺いました。

「当店のベーグルの特徴は、ソフトな食感です。本場アメリカのベーグルは皮であるクラストがしっかりとあり、中のクラムもみちっと詰まっているものが主流ですが、日本人好みになるよう、クラストはしっかりと感じられるものの、クラムはしっとりもちもちに仕上げています」とは、市岡さん。

米粉ならではの楽しみがあるベーグル

「枠を狭めずに、食を楽しんでほしいと思い商品開発を行っています」と思いを語るのは、小島さんです。「トッピングはもちろん、ベーグル生地そのものに食材を練り込んだ商品もあり、何かを塗ったり挟んだりしなくてもおいしく召し上がっていただけるのが特徴。定番のほかに、毎月季節感のある限定品なども販売しています」。

この秋は、かぼちゃや紫いもを使用したベーグルを販売しました。また、“課題をもった企画”も実施してきたと言います。
「季節問わず、何かテーマに沿って商品開発をすることもあります。過去には、ヘルシーやビューティーを意識し、リコピンやケールを加えたベーグルを作りました。とはいえ、おいしいことが重要で、その両立が難しい部分でもあります」と市岡さん。

米粉ならではの楽しみがあるベーグル

小島さんは、米粉のベーグルを実際に開発したときのことを振り返ります。「100%米粉のベーグルを作りたい、というところから商品開発はスタートしました。試行錯誤の末に、米粉を生かしたパリッと香ばしいクラストやお団子のようにやわらかなクラムにするには、米粉は70%の配合となりました」。

「今後も研究は続けていきたいと考えていて、もう少しふっくらとさせるのが課題です。また、どうにかしっとりもちもちのおいしさを残した米粉100%のベーグルを実現したいですね。小麦アレルギーの方にも楽しんでいただけるベーグルになればと思っています」と市岡さん。災害時には小麦アレルギーの人が食べられる救援物資が少ないこともあり、100%米粉のベーグルを目指したいのだそう。

ベーグルで目指す食料自給率アップ
ベーグルで目指す食料自給率アップ

米粉のベーグルは、その食感だけでなく味わいにもこだわりがあるそう。 「米粉の品種もこだわって選んでいます。『プレーン-米粉70%配合-』は、お米らしい香りと甘みを持つ新潟県産のこしいぶきを使用し、噛めば噛むほどにお米の甘みを感じ、炊き立てのご飯のような香りが楽しめる仕上がりにしました。トーストするのがおすすめで、お客さまからは海苔の佃煮とよく合うと教えてもらったことも。また、きんぴらごぼうとの相性の良さもお客さまから聞いて、新作のサンドイッチに採用しました」と小島さん。

米粉キャンペーンの限定商品として11月6日(月)~登場する「米粉を味わうベーグルサンドイッチとスープのセット」は、お米の風味と良く合う具材のサンドイッチと、根菜と塩糀のスープをセットで販売致します。(※単品での販売もございます)さらに、2種のベーグルもラインナップ。

「米粉を使ったベーグルは和と相性が良いので、和の食材を取り入れたベーグルを作りました。ひとつは『濃厚黒ごま-米粉70%配合-』、もうひとつは『香る抹茶とあずき-米粉70%配合-』です。食材の味わいを引き立てる福井県産の米粉を使用しています」と教えてくれたのは小島さん。

市岡さんは「実はごまが苦手だったのですが、この『濃厚黒ごま-米粉70%配合-』は風味のバランスがよく、自信作です! また、『香る抹茶とあずき-米粉70%配合-』は、以前販売した抹茶を使用したベーグルの人気が高く、抹茶自体は米粉とも合うので選びました。お客さまに喜んでいただけると期待しています」と語ってくれました。

ベーグルで目指す食料自給率アップ

最後に、今後の展望についてお話を伺いました。 「これまでも米粉ベーグルを販売してきましたが評判が良いので、今回の商品も期待しています。販売に携わる営業チームの責任者も太鼓判を押してくれています。お客様の反応次第で、販売期間の追加や通常メニュー化も視野に入れていきたいですね」と小島さん。

「弊社は、ささやかではありますが社会貢献活動にも取り組んでおり、『地産地消』『食料自給率アップ』へも貢献したいと考えておりました。そんな時に今回のキャンペーンを知り、『食料自給率アップに向けた米粉利用拡大』という趣旨に共感しました、お米は、日本に根付いた食材。お米を使った商品を作り応援することは、とても意義のあることだと考えています。地産地消に賛同する方々にも、ぜひ手に取ってもらえたらと思います」と市岡さんは語ってくれました。

BAGEL & BAGEL
BAGEL & BAGEL(ベーグル&ベーグル)

BAGEL & BAGEL(ベーグル&ベーグル)
フェア名/米粉を使ったメニューフェア
期間/2023年11月6日(月)~2024年1月28日(日) ※ベーグル単品は生地が売り切れ次第終了
対象店舗/全国27店舗
https://bagelbagel.jp/

 米粉の魅力新発見!全国各地の飲食店で米粉料理が食べられる
「米粉を使ったメニューフェア」の情報はこちら

2023年11月1日(水)から2024年2月29日(木)の期間限定で、大手外食チェーンや日本全国の飲食店が参加する「米粉を使ったメニューフェア」が開催されます。既存の米粉メニューだけでなく、このフェアのために新たに開発された米粉メニューやフェア限定メニューを提供されます。期間中に好きな米粉料理を食べてX・Instagramで写真投稿すると抽選で豪華景品が当たるキャンペーンも実施中!

https://komeko-times.jp/menufair01/