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「米粉を使ったメニューフェア」をキックオフしてメディア先行試食会を実施

農林水産省が行う「米・米粉消費拡大推進プロジェクト」の一環として、2023年11月1日(水)~2024年2月29日(木)の期間限定で、大手外食チェーンをはじめとする全国の飲食店が「米粉を使ったメニューフェア」を開催。既存の米粉メニューだけでなく、本フェアに際して新たに開発した米粉メニューやフェア限定メニューを提供します。これに先駆け2023年10月23日(月)に、メディア先行試食会を実施しました。

初めに、主催者を代表し、農林水産省 農産局 穀物課 葛原祐介 米麦流通加工対策室長が登壇。 「さまざまな要因から、日本の食料安全保障の重要性が改めて見直されています。そして、食糧の安定供給に対応できるのが、国内で自給可能なお米、米粉。その消費拡大を目指す必要があります」と、日本の食を支えるお米の重要性について語りました。

近年、飲食店の米粉メニューは増加傾向にあり、令和5年9月時点で飲食店情報サイトにメニュー掲載されている米粉料理の数は前年同月と比べ、なんと144%も増加しているそう(ぐるなびデータライブラリ調べ)。

「小麦の代わりとしてだけではなく、米粉としての良さをいかした使い方をした、新しい食の提案に期待しています。今日は、そんな新しい食文化の誕生に立ち会えることが楽しみです」と葛原室長。近年生産量、需要量が増えている米粉用米をより増加させるためにも、外食企業の力が必要だと力説しました。

「米粉を使ったメニューフェア」をキックオフしてメディア先行試食会を実施
「米粉を使ったメニューフェア」をキックオフしてメディア先行試食会を実施

その後のトークセッションには、お米業界のエキスパート山下治男さんが登場。五ツ星お米マイスター、オニギリアンバサダー、雑穀ソムリエといった資格を持ちさまざまなお米の提案をする中で感じている、米、米粉の魅力について話してくれました。
「お米は、それぞれ素晴らしい個性を持つ400以上の品種があります。料理に合わせてブレンドした専用米も、私が手がけただけでも2500種ほど。それが米粉として粉になれば、それ以上の配合のバリエーションが生まれると考えられ、無限の可能性があるでしょう」。

また、今回試食をご用意いただいた飲食店のうち、5社がトークセッションに参加。まず、米粉商品の魅力について伺いました。

「通常メニューで使用している鶏の部位のうち、相性の良かったすなずり、鶏トロ、やげんに米粉の衣を使用。油を吸わないサクサク食感で、お酒との相性も良いです」と「がブリチキン。」の加藤秀太さん。

「通常メニューで使用している鶏の部位のうち、相性の良かったすなずり、鶏トロ、やげんに米粉の衣を使用。油を吸わないサクサク食感で、お酒との相性も良いです」
「日本人の味覚に合わせたベーグル作りをしています。米粉を配合したベーグルは、小麦粉のものに比べさらにしっとりもちもちのベーグルになりました。

「BAGEL & BAGEL」の市岡直子さんは、「日本人の味覚に合わせたベーグル作りをしています。米粉を配合したベーグルは、小麦粉のものに比べさらにしっとりもちもちのベーグルになりました。今後はシリーズ化をしたり、米粉100%ベーグルの研究をしていけたらと考えています」と語りました。

また、社内での評判について、今回、鶏もも肉を使った2種のからあげを開発した「からあげ金と銀」の小栗敏弥さんはこう語ります。「今回米粉を使った2種のからあげを開発しましたが、さらに、店舗ごとに自由に開発を重ねています。その中で、手羽先と相性が良いという声もありました。今後、どんな新しい米粉のからあげができるか、私自身も楽しみです」。

「今回米粉を使った2種のからあげを開発しましたが、さらに、店舗ごとに自由に開発を重ねています。その中で、手羽先と相性が良いという声もありました。今後、どんな新しい米粉のからあげができるか、私自身も楽しみです」
「他国のクリスピー・クリーム・ドーナツからも期待を寄せられていて、日本から世界へ発信するドーナツになれば良いな、という夢を持っています」

「他国のクリスピー・クリーム・ドーナツからも期待を寄せられていて、日本から世界へ発信するドーナツになれば良いな、という夢を持っています」とは、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の岸本英範さん。まずは、定番商品化を目指しているものの、その後の展望も語ってくれました。

「コムフォー」の石島達也さんも世界へ目を向けています。「米麺というジャンルを確立し、お米の新たな価値を創造できたらと思っています。ゆくゆくは、逆輸入のような形で、本場にも届けたいですね」。

各店の話を聞いて、「小麦粉と配合するときのバランスや、食材とのペアリングは難しいけど、さすがプロですね。皆さんがお米と向き合ってくれて、嬉しいです」と山下さんは感心した様子でした。

その後、餃子の皮に米粉を使用している「リンガーハット」、天ぷらの衣に米粉を使用している「和食さと」も加わり、試食会が行われました。それぞれ、メディアの方々からの評判も上々。米粉の魅力や可能性について、再認識してもらう機会となりました。

「米粉を使ったメニューフェア」では、今回試食会に参加した7社の飲食店のほかに、和パスタ専門店の「こなな」、お好み焼や鉄板焼きの「千房」、幅広いメニュー展開のレストラン「デニーズ」が、米粉メニューを提供します。また、一般社団法人日本唐揚協会の「からあげグランプリ」の受賞店も多数参加予定です。

米粉を使ったメニューフェア

米粉の魅力新発見!全国各地の飲食店で米粉料理が食べられる
「米粉を使ったメニューフェア」の情報はこちら

2023年11月1日(水)から2024年2月29日(木)の期間限定で、大手外食チェーンや日本全国の飲食店が参加する「米粉を使ったメニューフェア」が開催されます。既存の米粉メニューだけでなく、このフェアのために新たに開発された米粉メニューやフェア限定メニューを提供されます。期間中に好きな米粉料理を食べてX・Instagramで写真投稿すると抽選で豪華景品が当たるキャンペーンも実施中!

https://komeko-times.jp/menufair01/