米粉のブラウニー
チョコレートの焼き菓子の代表格のブラウニー。アメリカ生まれのブラウニーはクッキーとケーキの間のような食感で濃厚なチョコレートを存分に味わうことができるのが特徴です。材料をどんどん混ぜていくだけなので難しいことはなく、特に米粉はダマになりにくく、材料と混ざりやすいのでより簡単にできますよ。しっとり濃厚な味わいでついつい手が伸びてしまいます。切り方を変えたり、中に入れるナッツをアレンジしたり、トッピングも楽しめます。
材料
- ココアパウダー 40g
- グラニュー糖 120g
- 卵 2個
- チョコレート 130g
- 米 130g
- ベーキングパウダー 3g
- バター(食塩不使用) 90g
- 牛乳 大さじ3
- スライスアーモンド 50g
- チョコペン お好みで
- アラザン お好みで
作り方 15×20cm型
- 耐熱ボウルにチョコとバターをいれ、湯煎にかけて溶かす。
*チョコレートは大きければ粗く刻んでおくと溶けやすいです。 - 別のボウルに卵を割りほぐし、グラニュー糖、牛乳を加えて混ぜる。
*卵は常温に戻しておくと材料と混ざりやすく、ふっくらとした仕上がりになります。 - ①のボウルに②を加えてホイッパーでしっかり混ぜ合わせる。生地がなめらかになったら、ココアパウダー、ベーキングパウダー、米粉、を加え均一になるまで混ぜる。スライスアーモンドを加えてさっくり混ぜる。
*スライスアーモンドは割れやすいので、ゴムベラでさっくりと混ぜてください。 - オーブンペーパーを敷いた型に入れ、180℃に予熱したオーブンで30分焼く。
- 冷めたら、スティック状に切り分けて、個別に包む。お好みで、アラザンやチョコペンでデコレーションする。
ポイント
チョコレートとバターを湯煎にかける際、そのままでは分離した状態なので、艶がでるまで混ぜてください。
卵は、しっかりと空気をふくませるように混ぜるときめ細やかで、しっとりとした口当たりのブラウニーになります。
焼きたてを召し上がることもできますが、一晩寝かせることでほどよく水分が抜けて落ち着き、濃厚なブラウニーになります。しっかりと冷めてから切り分けると切りやすいですよ。
チョコレートの種類を変えてみるとまた味わいが変わって楽しめます。
米粉のクッキー
米粉のクッキーはさくっと軽い食感が特徴です。粉をふるう手間がなく、グルテンがないため混ぜすぎても状態が変わらないので作りやすいです。製菓用の米粉を使うことで口当たりがよく、扱いもぐんとよくなります。材料がシンプルなので、米粉の味わいをしっかりと噛み締めることができますよ。
材料
- 米粉(製菓用) 80g
- アーモンドプードル 20g
- バター(食塩不使用) 40g
- 粉糖 40g
- 全卵 10g
作り方
- バターは常温に戻して柔らかくしておく
*指で押してみてすっと潰れるくらいが目安です。 - 卵は溶きほぐして常温に戻しておく
- ボウルにバターを入れてゴムベラでよく練る
- 粉糖を加えて馴染むまでよく混ぜる
*粉糖を使うことでさっと溶けてきめ細やかな表面になります。他の砂糖でも代用可能ですが表面に凹凸ができる場合があります。 - アーモンドプードル、米粉を順に加え、都度よく混ぜる
- ひとまとめにして麵棒で5㎜の厚さに伸ばし型で抜く
- 天板に並べ、170度に予熱したオーブンで15分焼く
*焼き上がったら天板にのせたまま冷ますとじっくり中まで焼きあがります。
ポイント
バターをしっかり練ってから粉糖を加えることで卵をいれたときに分離せずに綺麗に混ぜ合わせることができます。
生地を伸ばす時はなるべく均等な厚さになるようにしてください。ルーラーなどを使うと均等に伸ばすことができますよ。
製菓用の米粉を使用することで扱いやすく、口当たりもよくなります。
お好みの型で抜いたり、型がなくてもナイフで切ったりしてアレンジしてみてください。
米粉のボンボローニ
発酵させた生地を揚げて、たっぷりのクリームを詰めたイタリアの菓子パンのようなスイーツ『ボンボロー二』これを米粉でつくってみました。小麦粉よりもより一層もっちり感が増して、米粉ならではの弾力のある食感です。もっちりながらも、ふわっと軽い生地はドライイーストを加えて発酵させてからからっと揚げます。
米粉でつくったカスタードクリームをたっぷり詰めて、自家製ならではの作りたてを是非ほおばってみてください。
材料
<A>
- 米粉(製菓用) 150g
- 片栗粉 10g
- てんさい糖 15g
- サイリウム 4g
- ドライイースト 3g
- 塩 1.5g
- ぬるま湯 150ml
- 米油 10g
- 揚げ油 適量
<カスタード>
- 卵黄 2個分
- 米粉 15g
- てんさい糖 50g
- 牛乳 150ml
作り方
- ボウルに<A>を入れてよく混ぜる。ぬるま湯と米油を加えてゴムベラでよく混ぜる。
*ゴムベラでしっかりと何度も混ぜて生地が分離しないようにします。 - 6等分にして丸め、生地のひとまわりくらいの大きさに切ったオーブンシートの上にのせる。乾燥しないようにラップをして15分程度発酵させる。
*丸める際、手について成形しにくい場合は手に油を塗って作業すると丸めやすくなります。 - 発酵させている間にカスタードクリームを作る。耐熱ボウルに卵黄と砂糖、米粉を入れてよく混ぜる。
- 牛乳を少しずつ加えてダマにならないようしっかりと混ぜる。ラップなしで電子レンジ(600W)で3分加熱する。一旦取り出しよく混ぜる。
- さらに1分加熱して、再度よく混ぜ、さらに1分加熱する。空気が入らないようにラップを被せて冷やす。
*乾燥しやすいのでラップをして乾燥しないようにしてください。 - ホイッパーでよく混ぜて滑らかにする。
- 揚げ油を中温で熱する。②のパン生地をオーブンシートごと揚げる。途中返しながら、両面がきつね色になったら取り出し粗熱を取る。お好みでグラニュー糖をまぶす。
- 箸などでクリームを入れる穴を開ける。⑥を絞り袋に入れて絞る。
ポイント
気温などによって発酵時間が変わってきますが、全体がふっくらとして1.5倍くらいになるまで発酵させてください。
電子レンジで簡単にできる米粉を使ったカスタードクリームは少しづつ加熱しながらとろみをつけていきます。都度しっかりと混ぜてつくることで滑らかな口当たりのカスタードクリームになりますよ。
油で揚げる際は、高温だと中まで火が通らないうちに色がしっかりとついてしまうので、中温でじっくりと揚げてください。
米粉のお菓子まとめ
今回はまったく種類の違う、3種類のお菓子の作り方をご紹介しました。製菓用の米粉の普及により、米粉のお菓子の幅はどんどん広がっています。薄力粉の代わりに使うという時代から、米粉の特徴を知り米粉ならではのお菓子をつくる時代へと変わってきているように思います。
さっと溶けてダマになりにくく、混ぜすぎても固くなりにくい特徴の米粉はお菓子作りにとって強い味方です。みなさんも米粉スイーツ作りを楽しんでみてくださいね。