一覧へ戻る

一度食べたらやみつきに!米粉を使うピザの作り方

一度食べたらやみつきに!米粉を使うピザの作り方
調理時間60分

炭水化物をはじめ、タンパク質やビタミン、亜鉛など、多くの栄養素が含まれている米粉。米粉で作るピザ生地はもちもちとした食感で噛み応えがあるため咀嚼回数が自然と増えます。少量でも満腹感が得られて食べすぎ対策につながるため、ダイエット中の方にもおすすめ。

そんな米粉の特徴や魅力をいかした、食べ応えと味わい満点の具沢山ピザをご紹介します。一度食べたらやみつきになること間違いなしのひと品。生地をこねる時間が短く発酵も1次発酵のみ、と小麦粉で作るピザに比べて短時間で作れますよ。

材料(4人分)

材料(4人分)

<ピザ生地>

  • 製パン用米粉……130g
  • 片栗粉……20g
  • 砂糖……5g
  • 塩……2g
  • ドライイースト……2g
  • オリーブオイル……5g
  • ぬるま湯(約38℃)……110cc~

<ソース・トッピング>

  • 市販のピザソース……大さじ3杯
  • ピザ用チーズ……50g
  • ピーマン……1個
  • たまねぎ……30g
  • ウインナーソーセージ……4本

栄養情報(1人あたり)

エネルギー(kcal) たんぱく質(g) 脂質(g) 炭水化物(g) 糖質(g) 食塩相当量(g)
258 7.5 10.4 35 34.5 1.3
(※1)

作り方

1. 粉類を混ぜる

米粉と片栗粉、砂糖、塩、ドライイーストをボウルに入れてよく混ぜ合わせます。

米粉と片栗粉、砂糖、塩、ドライイーストをボウルに入れてよく混ぜ合わせます。

ボウルに肉を入れて調味料を加えてよくもみ込み、15分ほどおいておきます。

透明なボウルに入れた鶏むね肉に調味料を入れてもみ込んでいる

2. ぬるま湯とオリーブオイルを加えて混ぜる

1のボウルにぬるま湯とオリーブオイルを加えてヘラで混ぜ合わせます。使う米粉によって吸水率が違うため、加える水の量は調整が必要です。後述のコツ・ポイントをご参照ください。

1のボウルにぬるま湯とオリーブオイルを加えてヘラで混ぜ合わせます。使う米粉によって吸水率が違うため、加える水の量は調整が必要です。後述のコツ・ポイントをご参照ください。

ひとまとまりになったら手でこねます。2~3分ほどかけて全体がムラなくなめらかになればこねあがりです。

ひとまとまりになったら手でこねます。2~3分ほどかけて全体がムラなくなめらかになればこねあがりです。

3. 発酵させる

乾燥しないようにラップをかけ、オーブンの発酵機能を使用し35℃で30分発酵させます。オーブンから取り出したらそのまま常温で10分ほどおきます(この間にも発酵は進みます)。このタイミングでオーブンを230℃で予熱を始めます。

発酵させる

4. 具材を切る

ピーマンはヘタと種を取り除き、輪切りにします。ウインナーソーセージは斜め薄切りに、玉ねぎは薄切りにします。

具材を切る

5. オーブンで焼く

生地をオーブンシートの上に取り出し、手で丸くひろげます(直径22~23cm)。中心部分から縁の部分に向かって、生地に含まれる空気を寄せるように、均一に伸ばします。

オーブンで焼く

生地にソースを塗り広げ、具材とチーズをのせます。乾燥を防ぐため霧吹きで縁の部分に水を吹きかけます。

生地にソースを塗り広げ、具材とチーズをのせます。乾燥を防ぐため霧吹きで縁の部分に水を吹きかけます。

230℃で予熱したオーブンで12~13分ほど焼けば完成です。お使いの機器により加熱時間は異なります。お好みに合わせて調整してください。

230℃で予熱したオーブンで12~13分ほど焼けば完成です。お使いの機器により加熱時間は異なります。お好みに合わせて調整してください。

調理のコツ・ポイント

1. 水分調整をしっかりする

生地の硬さは、こね終わったときに団子状に丸まるのではなく、まとまってはいるもののボウルにおくとゆるんでひろがり表面が平らになる状態が目安。トロトロになりすぎたら粉を、硬い団子状になったら水を少量足すなどして調整してください。

2. つなぎ成分を追加し成形しやすくする

つなぎとして少量の片栗粉を混ぜることで生地がまとまりやすくなります。

3. 生地を発酵させる際の温度管理

季節により気温の影響を受けやすいためオーブンの発酵機能を使うのが便利。発酵機能がない場合、夏は常温で同様の時間(約40分)、冬は暖かい場所において時間を少し長めに(60~70分程度)とるのがポイントです。

また、イーストは砂糖を栄養源にして活発に働くため、砂糖以外の甘味料を使用すると発酵に時間がかかることがあります。ご注意ください。

4. こねすぎない

小麦粉で作る生地は、発酵によって作られる炭酸ガスをグルテン膜で包み込んで膨らませる仕組みです。グルテン膜を作るため10分ほどこねる必要がありますが、グルテンが含まれない米粉の生地は膨らむ仕組みが違うため、長くこねる必要はありません。

米粉の生地は長時間こねると乾燥してしまうため、全体が均一に混ざりなめらかになるよう2~3分こねれば充分です。生地が乾燥すると、焼き上がりにひび割れが生じたり、ボソボソと硬い食感になったりする原因になります。

5. 生地の厚みを均一に

生地を均一にのばすことで焼きムラを防ぐことができ、どこを食べてもおいしい絶品ピザに仕上がります。

6. ソースやトッピングに関して

米粉のピザ生地は味や香りがあっさりしているためベースにはパンチのあるトマト系のソースを使い、コクのあるチーズで濃厚な味わいに仕上げるのがおすすめ。お好みのトッピングで具沢山にすれば食べ応えもアップします。

米粉で作るピザを楽しもう

米粉で作るピザを楽しもう

もちもちした食感や米粉が持つ甘味や香りなど、魅力にあふれる米粉ピザ。「手作りピザ」と聞くと大変そうなイメージがありますが、むずかしい工程はなく作業はいたってシンプル。ご紹介したレシピを参考にぜひ米粉ピザを楽しんでみてください。

【参考文献】

※1 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

コラム一覧へ